首都圏で140万戸停電 交通乱れる 送電線に船が接触(asahi.com)

事故の経緯は はなずきんさんのところがいつもながらとってもよくまとまっています。
東京と千葉の境にある旧江戸川にかかっている送電線を引っ掛けた、コレだけで首都圏の電力供給はほぼ壊滅状態になることが証明されました。
原因はクレーン船が送電線に引っ掛けたという、人災だと思います。
車でいえば前方不注意です。
コレってやはり東電は賠償責任を要求するんだろうな。でも、一般のお店は泣く泣く、商品を廃棄したところもあるんですよね。そういう点は納得がいかない気がします。
[追記]やっぱり損害賠償を検討しているらしい → 詳細(YOMIURI ONLINE)


もう1点気になるのは、ヤマガタさん某21さんも書いていますが、『予備線を同じ鉄塔に入れてどうするんだ!』と思います。
先日も局地的な大雨で鉄塔が流される寸前になりましたが、今回と同様な規模の鉄塔を落とせば、首都圏を混乱する元になるということがよくわかったと思います。
電力会社(だけじゃないけど)は今回の事故をうけて、リスク管理を見直すことが急務だと思います。
[追記]今回の鉄道以外の社会インフラの停電の影響 → 詳細(YOMIURI ONLINE)

 携帯電話会社では、NTTドコモ、KDDIソフトバンクボーダフォン)のオフィスビルなどにある計約300か所の屋内基地局が一時不通となり、一部の商業施設や地下鉄駅の構内で携帯電話が通じにくくなる障害が発生した。

このようなことが起きると、例えば、エレベータが止まり、中にいる人が助けを呼ぼうにも
通じないということも起きる可能性がありえます。
(大規模地震が発生したら、どこも同じですが)

今回の事故のカテゴリにSECURITYを入れていますが、これはリスク管理の観点から、入れております。